豊かな心を育てるおすすめの絵本 まとめ
絵本の読み聞かせは親子の大切なコミュニケーションの一つ。豊かな心を育てるために絵本を読んであげましょう。絵本を通してドキドキ、ワクワク、ハラハラ…たくさんの感情に触れることで心の成長につながります。しかけ絵本やママも感動するお話、子供の寝つきが良くなるなど絵本にもたくさんの種類があります。絵本のおすすめをまとめましたので、まずは自分が好きな一冊を見つけるところから始めてみましょう。
豊かな心を育てる絵本
毎日読んであげよう!絵本の読み聞かせが子どもに与える影響
あなたは、お子さんに絵本の読み聞かせをしていますか?
働くママは「毎日忙しくて、そんな時間はないわ!」と思うかもしれませんね。
しかし、普段お子さんとゆっくり接する時間が少ない働くママにこそ、絵本の読み聞かせをおすすめしたいのです。
絵本の読み聞かせは、子どもに対してたくさんの良い影響をもたらしてくれるからです。
今回は、絵本の読み聞かせが子どもに与えてくれるメリットについてご紹介します。
想像力や知的好奇心、表現力が育まれる
絵本を読んでもらいながら、子どもたちは「次のページではどんなことが起こるかな」「このとき、主人公はどんな気持ちでいるのだろう」と、わくわくどきどきしながら、さまざまな思いをめぐらせています。
この積み重ねが、子どものイメージ力や想像力を育んでくれるのです。
また、絵本を読んでもらうことで、まだ自分の知らない世界や物事に対して「これは一体何だろう」「これはどういう意味だろう」という知的好奇心が生まれます。
また、絵本で使われている言葉や、イラストの表情やポーズなどを真似ることで、子ども自身が自分の気持ちを伝えるときに必要な表現力を身につけることもできます。…
社会常識や優しさ、思いやりの気持ちを学ぶことができる
絵本という世界を通して、子どもは社会勉強をします。
「こういうことをすると周りの人が困る」「お友達と楽しく遊ぶためには、約束や順番を守らなくてはいけない」などの社会的なマナーや 挨拶の仕方や、トイレの使い方、四季の行事などについての常識を、絵本を通じて子どもに学ばせることができます。
また、絵本は「お友達が悲しい思いをするような意地悪な言葉は使わない」「困っている人がいたら、助けてあげたい」など、誰かのことを思いやる気持ちや優しい心、善悪を判断する道徳心を育てるお手伝いをしてくれます。
絵本を読みながら「○○ちゃんはどう思う?」などと子どもと会話していくことによって、子どもは自分の頭と心を働かせて常識やマナー、道徳心を身につけていくことができます。
そして、幼い頃に知らず知らずに育まれた常識やマナー・道徳心は、やがて子ども自身の社会適応力につながっていくのです。
絵本の読み聞かせは学力の基礎となる
親が子どもに絵本を読み聞かせてあげると、子どもはお話を最後までしっかりと聞く集中力を身につけるとも言われています。
この集中力は、人の話をよく聞ける能力でもありますので、幼稚園や小学校での先生からのお話も注意深く聞き、行動できる子どもになるのです。…
また、親がさまざまな種類の絵本を読み聞かせることで、子どもは多種多様な語彙に触れることができます。
語彙力がある子どもは、自然と国語力や読解力が伸びていくのです。
読解力は、国語だけでなく数学や科学などの問題を解くための基礎にもなるものですから、絵本を読むことが、子どもの全体的な学力を伸ばす可能性を高めるとも言えるでしょう。
子の「読解力」は成長してからつけようと思っても、そう簡単に身に付けられるものではありません。
幼い頃から、親が絵本を読み聞かせ、子どもがその内容をイメージしたり、理解したりすることを繰り返し行うことが「読んで、理解する力」を育てるのです。
子どもの未来のためにも読み聞かせをしよう
最近は共働き家庭も増え、子どもは保育園や学童から帰ると急いで食事をとり、お風呂に入って、ろくに親子のコミュニケーションも取らないまま、慌しく就寝するというケースも多いようですね。
「甘えたい盛りの子どもに寂しい思いをさせているのではないか」と心配しているママは是非、寝かしつけ前の20分か30分間、子どもと寄り添ってスキンシップしながら絵本を数冊、読み聞かせてあげましょう。
このたった20~30分の絵本を通じた親子の触れ合いが、子どもの自己肯定感を高め、EQ(情動)…
の発達につながるからです。
EQとは「心の知能指数」「感情調整能力」とも言われており、社会的に成功したり、人間関係を円滑にしたりするのに必要不可欠なものです。
慌しい毎日の生活の中で、たった数十分だけだったとしても「親が自分のために優しく本を読んでくれた」ということで、子どもはしっかり親の愛情を感じ、自己肯定感を高めることもできるはずです。
EQも自己肯定感も、子どもたちが幸せな人生を歩むためにはとても大切なものと言われています。
忙しいママにこそ、絵本の読み聞かせをおすすめします。
子どもの豊かな心を育てるために 知っておきたい読み聞かせのコツ
どもの情緒を育てるために、また親子のコミュニケーションとして、積極的に行いたい「読み聞かせ」。でも、いざやってみようとすると、本選びに迷ったり、子どもが興味を示さなかったり、とうまくいかないことも。
絵本の読み聞かせは、子どもに非常に大きな幸福感を与えると言われています。コツをおさえて、親子の時間をもっと楽しみたいですね。
■読む絵本はどうやって決めればいい?
「子どもに読み聞かせをしよう」と思ったとき、まず悩むのがこの問題。とくに赤ちゃんのうちは、どんな絵本を読んだらいいのか迷ってしまいますよね。
まだ言葉を覚える前や、おしゃべりが上手にできないうちは、絵や色がはっきりしているもの、リズミカルな言葉で表現されているもの、シンプルな繰り返しが出てくるもの、などを中心に選んでみましょう。絵本に記載されている対象年齢を参考に、大きくなるにつれてストーリーのある絵本に移行していきます。
子どもの年齢が上がってくると、徐々に本人の好みもあらわれてきます。でも、「この本は好きそうだな」と思って買ったのに、あまり喜ばなかった…というケースも。
書店で何を買うか迷ったら、まずは図書館を利用してみましょう。子どもは、気に入った本があれば、何度も読みたがるはず。そうやって、お気に入りを見極めてから購入するようにすれば、子どもが本当に好きな本を与えてあげることができます。
また、親が与えたい本と子どもが欲しがる本が食い違った場合は、交互に買うというルールを作るのもよいですね。…
■読み聞かせは膝の上で
読み聞かせをするときに多いのが、子どもと向かい合って本を広げるスタイル。何人もの子どもを相手に読むときは、このような紙芝居スタイルになりますが、親子での読み聞かせは膝の上にすわらせて行うのがおすすめです。
読み聞かせとは、ただ本の内容を伝えるだけでなく、子どもと本の世界を共有するということ。触れ合いながら、同じ目線で読み聞かせをすることで、絵本の世界により入り込めるはずです。
■説明やアドリブを加えない
少し難しい言葉が出てきたり、ストーリーがわかりにくそうだと感じたりしたとき、つい「これはこういう意味なのよ」と説明を加えたくなりますよね。
子どもの理解を深めようとしてやりがちなこの行動、実はNG。話を中断することで、本の世界への感情移入や集中力を途切れさせてしまうのです。
同じように「これはどういう意味だと思う?」「登場人物はどう思ったかな?」などと質問を投げかけるのも避けて。子どもから質問がない限りは、大人が先回りして働きかけをしないようにしましょう。
もし子どもがわからなさそうな言葉が出てきた場合は、本を読み聞かせながら、その言葉があらわす絵を指差しましょう。こうすることで、話を中断せずに子どもの理解を促すことができます。
そして、読み聞かせのもっとも大切なポイントは、自分も楽しむことです。
子どもは「ママと一緒に楽しむ」ことが大好き。そして、ママの気持ちをとても敏感に感じ取ります。絵本の世界を親子で一緒に楽しみながら、素敵な時間を過ごしてくださいね。
脳力や語彙力を高めよう!「読むだけじゃない」絵本の知育活用術3つ
「絵本の読み聞かせ」は子どもの想像力や語彙力を高めるのに重要。
ですが、絵本を知育に活用する方法は“読む”ことだけではありません。
今回は、“読み飽きた絵本”でももっと学べるようになる、3つの活用法をご紹介します。
■1:脳のネットワーク強化!「 絵を見せ、文を読ませる」
子どもは気に入った絵本を何度も何度も「読んで!」とねだったり、自分でめくって絵を見たりしますよね。
文字がまだ読み書きできないうちでも、何度も何度も読むうちに、ストーリーや文章を丸暗記し、語れるようになります。
何度も読み聞かせを行って、子どもが絵本の内容を暗記したら、読み聞かせるのではなく“子どもに”読んでもらいましょう。
ストーリーの流れや内容を考えながら話すことで、順序立てて考えたり、話したりする力を伸ばすことができます。
最初から順番に話せるようになったら、さらにレベルアップ。絵本のページを無作為に選んで、絵にあったシーンの部分だけ語らせます。
絵に合ったシーンを探したり、記憶の中から一部分だけ切り取って活用したりする練習を繰り返すことで、さらに脳のネットワークを強化することができます。…
■2:文章力高まる「お話づくり」
絵本の中の、「いつ」「どこで」「だれが」「どうして」「どんなきもちになった」かを変えていけば、簡単にオリジナルストーリーを作ることが可能。
いきなり「お話を作ってごらん」と要求しても難しいですが、登場人物や場所など、一部分だけを変えて“別バージョン”のお話を作ることなら挑戦しやすいのでおすすめです。
文章力を高めるためには、美しい文章を暗記したり、自分なりに組み替えたりする練習が必要。
まずはマネから始め、徐々に自分だけで考える部分を増やしていくと良いでしょう。
■3:語彙力高まる!「クイズ大会」
絵本の中の、素敵な“絵”を活用しない手はありません。
動物が出てくる絵本なら、「キリンはど~こだ?」とキャラクター探しクイズを。絵本の中から指定した(クイズの答えがある)ページを子どもに探させるゲームです。絵と言葉とが対応していないと答えられないため、語彙力を増やしたり、ものの概念を学んだりするのに効果的。
ものや生き物の名前と絵を一致させるだけでなく、「悲しいきもちの人はどこにいる?」などと、感情と表情とを対応させると、気持ちの理解にも役立ちます。…
たくさんの絵本を与えなくても、1つの文章について、覚えたり、考えたり、組み替えたり、アレンジしたりして、構造や表現法について深く考える機会をつくることで、思考力や表現力を伸ばすことが可能。
ぜひ、絵本を上手に活用して、子どもの能力をぐんぐん伸ばしてみてください。
【画像】
※ Snowbelle、iordani / Shutterstock
【筆者略歴】
※ Nao Kiyota・・・塾講師ライター。子どもたちが“もっと夢中で”学べる環境作りに日々格闘している。美容・健康分野でも執筆活動中。小学校教諭/特別支援学校教諭/心理カウンセラー/ダイエットアドバイザー/リンパケアセラピスト
“またこれ読んで”は学力UPのチャンス!「絵本の繰り返し読み」で育まれる力とは?
子どもが「この本、読んで!」と毎回同じ絵本を持ってくると、「またその本?他の本がいいんじゃない……?」と不安になったり、読み聞かせるのが面倒になったりしてしませんか?
実は、絵本の繰り返し読みは、知育のチャンス!
繰り返し読めば読むほど“思考力”が高まります。
■子どもの「同じ本を読んで!」は思考力を高めるチャンス!
幼児期の子どもは、気に入ったお話を何度も繰り返し聞くのが大好き。まだ文字を読めないのにお話を覚え、口ずさめるようになることもあります。
絵本のように、ストーリー性のあるお話を覚えて再現するには、話の筋道を追い、場面ごとの雰囲気や特徴、登場人物の気持ちを感じ取る必要があります。
つまり、子どもたちは、お話を楽しみながら頭をフル回転させ、思考力をぐんぐん伸ばしているのです。
■入試傾向に対応しよう!「何度も同じ本を読み聞かせる」ことで伸びる力3つ
(1)感じる力・読み取る力
登場人物の気持ちを、絵やことばから読み取る訓練を積むことで、読解問題や作文に必要な感じる力や読み取る力が高まります。
語彙を増やし、表現の幅を広げることにもつながります。…
知識だけでなく、自ら考え表現することを求められる最近の入試傾向に対応するためにも、正しい意味を感じ、読み取る力が重要です。
(2)記憶力
大好きなお話なら、何度も何度も聞くだけでなく、お母さんのように自分で話してみたくなります。自分で話すには、記憶する必要があります。
子どもがお話を口ずさみ始めたら、じっくりと聞き、「すごい!自分でここまで言えるようになったね」と認めてあげましょう。
楽しく記憶力を高めることができます。
(3)書く力
絵本は、話し言葉ではなく書き言葉で書かれています。
会話では省略されてしまいがちな主語や助詞が正しく使われている文章に触れることで、話すときと書くときの違いや、文法の感覚を養うことが可能。書く力にもつながります。
■読めば読むほど、力がつきます!
同じ絵本を繰り返し読むからこそ身につく力があります。
ぜひ、子どもが自ら学ぼうとする「読んで!」との好奇心を尊重して、感じる力や読み取る力、記憶力、書く力のトレーニングを積ませてあげてください。
【画像】
※ Mica81 / Shutterstock
【著者略歴】
※ Nao Kiyota・・・塾講師ライター。…
子どもたちが“もっと夢中で”学べる環境作りに日々格闘している。美容・健康分野でも執筆活動中。【保有資格】小学校教諭/特別支援学校教諭/心理カウンセラー/ダイエットアドバイザー/リンパケアセラピスト
頭が良くなるだけじゃない!「寝る前の絵本の読み聞かせ」5つのスゴイ効果
小さなお子さんがいる家庭では、寝る前の絵本の読み聞かせは毎日の恒例行事ではないでしょうか。子どもにとってはとても楽しみなこの時間も、親にとってはもしかしたらちょっと面倒な時間かもしれません。
とくに、1日中仕事をして疲れ切った日や、まだまだ家事などやることが残っている場合だと、あまりゆっくり子どもと一緒に絵本を読む気分にはならないかもしれません。
しかし、この寝る前の絵本の読み聞かせ、子どもの成長にも親子関係を良好にすることにもとても良いのです。
そこで今回は、海外のサイト『all womens talk』などの記事を参考に“どんなに疲れていても絵本の読み聞かせをするべき理由5つ”を紹介しましょう。
■1:早く寝かしつけができる
子どもが寝る前に絵本を読むという習慣づけをすると、絵本を読むイコール寝る時間という信号ができて、自然と眠りにつけるようになります。
子守唄を歌ったり、無理に寝かしつけをしたりしなくてもいいんです。決まった時間の絵本読み聞かせが、眠りに入る準備をするサインになってくれるのですね。
■2:本が好きになる
“寝る前の絵本が楽しい!”という体験をした子は、自然と本好き、読書好きな子どもに育ちます。…
少しずつ本に興味を持つようになり、やがて自分で読み始めるでしょう。本は知識の世界への扉です。本好きな子どもは知的好奇心が高くなります。
■3:想像力を育てる
絵本の読み聞かせは、子どもの想像力を無限に広げてくれます。子どもの想像力は、未来を作るパワーそのもの。子どものうちに、こうした経験をすることは、その子にとって一生の宝にもなるでしょう。
想像力をどんどん育ててあげてください。
■4:親子の絆をつくる
絵本の読み聞かせって、親にとっては確かにちょっと大変なことかもしれませんが、親子の絆を作るのには最適なこと。
子どもが安心して話を聞くことができる時間は、親子の信頼関係を深めます。子どもがまだ小さいうちから、こうした絆をつくることができると、素敵な親子関係がずっと続いていくのではないでしょうか。
■5:頭が良くなる
子どもは絵本からいろいろなことを学んでいきます。こうした知識が、大きくなった時に何かに結びついて才能が開花したり、文学や文章に興味を持つようになったりするでしょう。本は知識そのものです。たくさんの本を読んであげましょう。絵本であっても、きっと多くを学んでいるはずです。…
以上、“どんなに疲れていても絵本の読み聞かせをするべき理由5つ”でしたがいかがだったでしょうか?子どもとの時間は、あっという間に過ぎ去ってしまいます。
絵本の読み聞かせは、子どもが小さなうちしかできないことです。ぜひ親子で過ごす、楽しい貴重な時間をママも満喫するようにしてください。
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※John Morgan
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